私は現在23歳。彼氏いない歴19年。

趣味はライブに行くこととお酒を飲むことです。
女ざかりの23歳、もちろんお酒を飲みに行けば花が咲くのは恋愛話…。

彼氏がずっとおらず、もちろん処女である私はそういった話題についていけず、
恋愛話が出るたびに焦りを感じていました。

そんな私が焦って初体験をするに至ってしまったお話です。

新社会人として仕事を始めた5月のことでした。
新生活の近況報告をするために、久々に会う大学の女友達と飲み会を開き、楽しいひと時を過ごしました。

私が宿に選んだのは、大学の後輩の男の子の家。
飲み会の会場が隣県だったため、また初任給ももらいたてであまりお金も使いたくなかったため、
という言い訳で、久々に連絡を取り泊めてもらうこととなったのです。

その後輩の男の子とは、大学生だったころ、彼が私のことを好いているというよくあるうわさが流れていました。
何度かおうちデートもしましたが、結局何も進展がないまま私が卒業してしまい、それから疎遠になってしまっていました。
そういう関係だったため、少しの期待があったのは否めません。

これをきっかけに告白でもしてくれれば、飲み会の話のタネが増えるぞ。
今思えばそんなしょうもない理由と期待をしながら彼の家に向かいました。

彼の自宅のチャイムを鳴らすと、黒縁の眼鏡にスウェットで彼が出迎えてくれました。
家に入り、手土産に持ってきた地酒とともにそのまま二次会。
久々で話が盛り上がりました。

しかし、期待した告白などはなされないまま、そろそろ寝ようか、という流れになりました。

飲み会の話のタネはできなかったけど、楽しかったからいいかあ。
そんな気持ちで電気を消した時でした。

「今日、俺んちきてくれたのって、期待していいってことですか?」と彼。

きたきた!と思いながら、いい女ぶって、「秘密」と返す私。

彼は私の寝ているそばまで来て、「じゃあ、何も聞かないので、キスしていいですか?」と聞かれました。

驚いてしまって、時間を空けながらも「いいよ」と答え、
覆いかぶさるようにディープキス、そのまま致してしまいました。

最中は私も酔っていたこともあり、「脱喪だーーーー!春が来たぞーーー!」と
内心浮かれていましたが、さあいざ本番、というときに、すごく怖くなってしまい、
泣いてしまいました。

彼は驚きながらも、続きをしてくれようとしますが、
私が「痛い、痛い」と言いながら泣いているのを見て中断してくれました。

本番が想定以上に痛かったのもありますが、
心から望んだわけでもない展開への背徳感や、本当に初めてがこれでよいのかという後悔、
わけのわからない感情がごちゃごちゃになってその夜は涙が止まりませんでした。

途中でつらかっただろうにも関わらず、彼はそのまま私を抱きしめてくれ、
そのまま朝を迎えました。
私は彼が寝ている隙にそっと家を出て帰路へつきました…。

…というのが、私の初めての体験談です。

彼の気持ちをいいように使ってしまった後悔、自らの焦りから後悔する選択をしてしまった私の失敗談です。

あれから一年経った今でも、恋愛感情を軽い気持ちで利用してしまった後悔が尾を引いています。
あの夜に涙が止まらなくなったことで、恋愛に焦る必要はないのだと感じました。

経験のなさからくる焦りははその気になれば案外いつでも解消できるということ、
しかし、本当に好きな人と出ないと恋愛は成り立たないということを学びました…。

彼は今でも友達として楽しく話をする仲ですが、
話の中でも常に「あの時は悪かったなあ」という気持ちがあります。
そんな気持ちを持つのがもったいないなあ、と思います。

今後は焦らずとも楽しく人生を過ごす中で、本当にこの人としたい、と思えるような人と出会う日を待とう、と思えるようになった経験でした。

エロ体験文みたいになってしまいましたが、これが私の失敗談です。
後悔するくらいなら、喪女でも楽しく生きよう!

ご清聴ありがとうございました。