二十歳の頃、友達の紹介で知り合った男性がいました。同い年で、屈託がなく素直な感じに好感が持てました。話していてとても楽しく、お互いに気に入ったのでお付き合いすることになりました。

最初はあまり分からなかったのですが、付き合っていくうちに、色々と気になることが出てきました。

まず一番イヤだったことは、とてもヤキモチやきだったことです。たとえば、デートしている時も、2人で洋服を見に行った時、あとで「さっきの店員(男性)、ずっとお前のこと見てたぞ」などと言うし、私の着る洋服にも、「そんなの着たら、他の男が気になってお前のこと見るじゃないか」と言うのです。(特別露出が多いわけでもないし、客観的に見て、特にセクシーというわけではなかったと思います。ごく普通の服装です)

最初は、『ああ、私のことをそんなに想ってくれているんだ』とうれしく感じましたが、あまりにもひどいので、だんだん苦痛になってきました。

もう1つのイヤな点は、自分の友達の彼女と私を比べるということです。
友達の紹介で知り合った関係で、友達の彼氏と私の彼氏は仲の良い友達同士でした。それで、もう1組の友達カップルと合わせて、グループで遊びに行く機会も時々あったのですが、その時に、自分の友達の彼女と私を比べるのです。

一緒に食事をして私の口紅が取れると、「なんでお前だけ口紅が取れるんだ」と言い、ドライブに行ってみんなでトイレ休憩をすると、「なんでお前だけそんなに遅いんだ」と言います。私を私個人として、1つの個性として認めてくれてはいなかったように思います。

結局その人とは4年間も付き合いました。
誰だって欠点はあるし、悪い所じゃなく良い所を見るようにしよう、自分にだって欠点はあるし。と、自分に言い聞かせているうちに4年も経ってしまった感じです。
とは言え、もちろん彼にも良い所はたくさんありました。おもしろいし、優しいし。

それで、結婚するというところまで行ったのですが、結婚式の2週間前になって私が、『やっぱりこの人と結婚したら、幸せにはなれないかもしれない』という気持ちが強く湧き上がってきて、どうしてもその気持ちを抑えることができず、結局、結婚を取り止めにしてもらいました。

そのあとは、親同士の話し合いとか、結婚式場のキャンセルとかいろいろと大変でしたが、それでも、あの時あの人と結婚しなくて良かった、と今でも本当に思います。

この経験から学べたことは、合わないと思ったら、あまり長く付き合い続けない方が良い、ということです。若い時はあっと言う間に過ぎ去ってしまうのですから。