私が23歳の時の恋愛なのですが、彼は同じ職場で1歳年上でした。その頃私が恋愛相手に求めていたものはなぜか学歴と年収でした。特に学歴は絶対に譲れないと思っていたほど重要視していました。私は大した学歴もないのに、今となっては恥ずかしい気持ちでいっぱいです。

彼は研究職をしていました。見た目は長身で眼鏡をかけており、黒髪がなぜかいつもハネていました。外見だけだとオタクの雰囲気が漂っており、存在も薄かったです。
ある時、ひょんなことから彼が高学歴だということを耳にしました。その瞬間、私の彼に対する見方が180度変わったのです。今思えば本当に学歴だけを見ていたのだなと情けなくなります。
彼ほどの高学歴な人とは早々出会えないので、私は仲の良い同僚に彼が気になっている旨を打ち明けました。同僚は最初は信じられないといった感じて、やめておいた方が良いとも言われました。どうやら彼は変わり者で有名らしく、周りから一目置かれているようでした。
でもその時の私はもう彼のことで頭がいっぱいでした。同僚は渋々ながら彼と接点を持たせてくれ、連絡先を交換することができました。
彼は口数は少ないものの、特に性格に問題があるようには見えませんでした。ただやはり頭が良いので、言葉の使い方が綺麗でした。そんなところにも惹かれていき、私からの告白で付き合うことになりました。
彼は一人暮らしをしていて、インドア派らしくデートはいつも彼の家でした。ある時、彼が買い出しに行ってくると言い出かけて行きました。留守番をすることになった私は、退屈だったので散らかった部屋を掃除することにしました。
ベットの下を掃除していると、掃除機が引っかかったので覗いてみると段ボール箱が奥の方にありました。引っ張り出して中を開けた私は絶句しました。
そこには私の顔だけが切り抜かれた写真がたくさん入っていたのです。しかもなぜか私の顔の下にはテープで別の体が貼り付けられており、その体は幼女の体の写真でした。
あんなにも体が震えたのは生まれて初めてです。すぐに段ボールを元の場所に戻し、逃走しました。そして彼にはメールで別れましょうと一言だけ送りました。
それ以来学歴だけで人を選ぶことはなくなりました。